
ここでは、春夏秋冬での身体の変化をご説明します。
春の身体

■腰椎緩む春
春は寒さによる緊張が解けて、腰部から上に向かって身体が緩みます。骨盤→脊椎→肩甲骨→後頭骨の順に緩んでいきます。
春は腸に不調が現れ易くなりますが、これは冬に溜め込んだ皮下脂肪など余分なものを出して、身体を切り替える為の変化です。
■春の身体の変化
血圧が変化しやすくなります。首・肩こりや寝違えが起こり易い時期でもあります。
また、メンタル的にやられやすく、普段なんともない事にイラッときたり、ショボンとしたりが強くなりやすい時期です。
梅雨時期の身体

■湿度や気圧による体調不良
低気圧による自律神経の乱れと、東洋医学でいう『湿邪』の状態になり、頭痛、肩こり、むくみや、なんとなくだるいと、様々な不調が起こりやすくなります。『湿邪』とは身体に余分な水分を溜め込んでいる状態です。
■女性は排卵・生理のタイミングにも要注意
湿度により、子宮や卵巣など生殖機能の管理をする『腎機能』が低下しやすい時期。排卵や生理でWパンチで腎に負担が掛かると、ぎっくり腰など起こしやすくなります。首・肩こりや寝違えが起こり易い時期でもあります。
夏の身体

■秋の身体をつくる準備期間
夏は暑さにより発汗が促進され、自然と身体が調整されます。その為、病気やトラブルは比較的少ない時期です。
ただし、汗をかかないでいると腎に負担が掛かり、秋冬に不調を起こしやすくなります。
■汗をかきましょう
エアコンの部屋でずっと過ごすのは、自ら体の調節機能を衰えさせてしまうようなものです。この時期は、どんどん汗をかきましょう。
ただ、現在は熱帯夜が続くこともしばしばですから、上手にエアコンを使うことが重要ですね。 また、汗をかいたきり水分補給を怠っていると、血液がドロドロになってしまいます。適度な水分や塩分の補給を心掛けましょう。
秋の身体

■食欲の秋?1
秋になると発汗の機会が減り、腎臓と泌尿器系統の負担が増えます。夏にたっぷり汗をかいていればよいのですが、そうでないと腎臓と泌尿器系統への負担は過剰になります。
また、昼夜の寒暖差が激しくなり、体温調節に関係する胸椎5番の可動性を悪くします。
これが胸椎10番に伝わり、胃酸過多や胃拡張が起こり、食欲がわくのです。
むやみに食べたくなるというのは、腎臓が疲れている証拠です。
食べ過ぎて、それ以上の不調を引き起こさないように注意しましょう。
■食欲の秋?2
1で述べた理由の他、食欲UPには冬への準備のためということが挙げられます。しかし、欲求に任せて、食べ過ぎないように注意しましょう。
冬の身体

■身体の休息期
春、活動期に入った身体は休息期に入ります。ただ、夏に汗を十分にかいていないと、様々な不調に悩むことになります。
■水分を十分に!
空気が乾燥するこの時期、身体に水分が不足しがちです。それに加えて、寒さの為身体が溜めた皮下脂肪により、皮膚呼吸も妨げられがちになり、肺への負担が増え 呼吸器系統の疾患が増えます。
この時期は、皮膚や肺を潤す為に水分を十分に補給することが重要です。
ただ、効率よく吸収するためと、臓器を冷やさない為に、暖かい飲み物が一番です。